IFRS対応・資産除去債務管理システム AROptimizer(エーアールオプティマイザー)
お客さまが保有または賃貸借している建物等の除去時に発生する費用を計上し、会計基準に適合する情報の管理・運用を行う、みずほ情報総研オリジナルの資産除去債務管理ソリューションです。
お客さまの資産除去債務の最適な管理・運用を支援いたします。
資産除去債務対応からはじめる、IFRS有形固定資産管理への備え
上場企業および連結対象企業に対し、2010年度より適用が義務付けられている、『資産除去債務に関する会計基準』では、有形固定資産ならびに賃借、その他の資産の、除去時に必要な契約上の義務や環境法令等の情報、負債情報の管理が必要になります。
また、今後のIFRS完全適用に向けた一連の有形固定資産管理対応でも、資産除去債務と同様に管理すべきデータ項目が拡大され、またIFRSの完全適用に向けてデータの内容を見直す必要があります。
みずほ情報総研では、資産除去債務の2010年度対応を機に、今後のIFRS対応においても効率的な取り組みを可能とする、資産情報に関するデータ統合管理・運用について支援いたします。
IFRS対応後の固定資産管理(イメージ図)

会計処理に必要なデータの拡大
資産除去債務では、原則として、資産取得時点で将来発生する除去費用を債務として認識し、BS上の資産と負債に両建て計上した上で、以降は毎期、減価償却処理を通して費用化する必要があります。
除去費用を債務として認識すべきかどうかを判断するためには、所有資産であれば、その資産が除去時に特別な処理を施すことを法律で定められた有害物質を含んでいるかどうか、賃借資産であれば返却時に原状回復の義務があるかどうか等を評価しなければいけません。
そのため、資産除去債務を計上する際には、これまでの会計処理では必要がなかった、環境関連の情報や契約内容と、それらから導き出された将来の除去費用見積額等をあらたに管理対象とする必要があります。
今後のIFRS有形固定資産管理
計上した資産除去債務については当面、法定耐用年数に渡って費用化することとなりますが、IFRS完全適用に向けては、コンポーネントアプローチや経済耐用年数の設定が必要となり、それに伴って計上した資産・負債の見直しが必要となる見込みです。
また、今後、IFRSで予定されている有形固定資産管理関連の対応としては、修復・修繕への引当金や偶発債務等で、資産除去債務と同様に管理対象項目が拡大される可能性があります。
資産除去債務計上の流れ
課題~ノウハウの補完と作業負荷の低減
| 部門 | 役割 | 課題 |
|---|---|---|
| 経理部門 | 情報収集・会計処理 | 計上方針の策定 |
| 計上作業の効率化 | ||
| 作業の全体マネジメント・効率化 | ||
| 環境・施設管理 部門 |
情報の取り纏め 債務性の調査・評価 |
情報登録指針の策定 |
| 各事業部門作業のマネジメント・効率化 | ||
| 事業部門 | 情報の提供 | 作業の効率化 |
対策~課題に応じたコンサルティングとSIの柔軟な選択
みずほ情報総研では、各企業や組織の皆様のニーズや課題解決に向けて、作業負荷の軽減と期間短縮を目的とした本ソリューション『AROptimizer』の他、業務の円滑化、事例やノウハウのご提供、計上作業の分担やプロジェクトマネジメント業務などをご支援する『資産除去債務コンサルティング』サービスを提供しており、大手上場企業様にご支援を実施しています。
企業様独自の課題解決に向け、柔軟な選択をしていただくことが可能です。
AROptimizerの特長
主な機能
ホールディングス・親会社 経理部門向け機能
【固定資産情報・賃借資産情報からの評価対象資産の抽出】
- 固定資産・賃借資産の一括登録機能
- 固定資産・賃借資産登録状況の確認機能
- 評価対象資産の抽出(スクリーニング)機能
【債務情報(=債務性の評価に必要な情報)の効率的な収集】
- 情報提供依頼機能
- 情報収集状況の確認機能
【債務毎の見積額の計算】
- 見積り一括登録機能
【債務毎の将来キャッシュフローと現在価値の計算~会計処理】
- 債務計上機能(個別・一括)
【レポーティング】
- 資産除去債務レポート出力機能
グループ各社経理部門/環境・施設管理部門向け機能
【固定資産情報・賃借資産情報からの評価対象資産の抽出】
- 固定資産・賃借資産の個別登録機能
【債務情報(=債務性の評価に必要な情報)の効率的な収集】
- 債務情報の一括登録機能
【債務毎の見積額の計算】
- 見積り個別登録機能
グループ各社事業部門向け機能
【債務情報(=債務性の評価に必要な情報)の効率的な収集】
- 債務情報の個別登録機能
固定資産管理システム(資産除去債務対応製品)との3つの違い
負債・費用の管理に特化したシステム
一般的な資産管理システムでは固定資産・リース資産を管理する(ただし、固定資産管理システムとリース資産管理システムとは別製品)ことが可能ですが、資産除去債務は賃貸借資産等、全ての有形資産で発生する可能性があります。「AROptimizer」は負債・費用の管理に特化したシステムですので、本体資産の種類に関係なく、全ての資産除去債務を本製品1ライセンスで一元的に管理することができます。
また、管理単位についても、「AROptimizer」は本体資産に紐付く資産除去債務を部位や債務の種類毎に個別管理することができますので、1つの本体資産に複数の債務が紐付くケースや、耐用年数や除去の履行年月が本体資産と違うようなケースにもシステムで対応することができます。
将来の除去費用を算出するまでのプロセスをサポート
一般的な固定資産管理システムでは、将来の除去費用は企業様にて算出していただくことが条件となりますが、この作業自体、非常に煩雑、かつ正確性が求められるものであり、かつ、財務報告時にも、対象資産の選別や見積りの適切性について合理的な説明が可能であることが、会計監査時においても重要な着眼点となります。
「AROptimizer」は、対象資産の抽出から債務性を評価し、将来の除去費用を算出するまでの一連のプロセスをデータ管理することにより、作業の効率化・正確性の向上が図れます。また、対象資産がどういう基準で抽出され、また将来の除去費用をどのような方法で算出したか等を、対象外とした資産も含めて管理・レポートすることができます。
決算前の財務影響把握と対策立案
「AROptimizer」は複数の計上方法によるシミュレーション機能を搭載しています。このシミュレーションを決算作業前に実施することにより、事前に財務への影響を比較検討した上で、最適な計上シナリオにて決算作業を行うことができます。
導入効果
作業の合理化
AROptimizer導入により、資産除去債務計上のプロセスを手続化できます。さらに全ての作業段階でデータがシステム管理されるので、一連の作業、並びに会計期間をまたがって計上内容の一貫性を保つことができます。
作業の効率化
豊富なスクリーニング機能、分散登録機能、一括計上機能の利用により、情報収集段階から最終的な会計処理までのどの段階においても、作業の可視化と負荷の軽減が図れます。
IFRS完全適用への備え
IFRS完全適用に向け、現段階から情報整備を始めることで、今後予定されているコンポーネントアプローチや経済耐用年数への対応等にも、早期に影響を把握し効果的に対応することができます。
動作環境
| Webサーバ : | Windows Server® |
|---|---|
| データベース : | Microsoft®SQL Server |
| Webクライアント : | Microsoft® Internet Explorer |
- *Windows Server®、Microsoft®は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
お問い合わせ
担当:法人ソリューション第3部
電話:03-5978-7212
関連情報
おすすめソリューション
お客さまが保有または賃貸借している建物等の除去時に発生する費用を計上し、会計基準に適合する情報整理をご支援すると共に、環境に配慮した不動産保有を通じた環境・CSR経営を支援しています。




