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総務省受託事業

リニアセル技術を活用した異物検知システムの空港への導入に際しての技術課題に関する調査

当社では、2016年に総務省からの受託調査研究として、リニアセル技術を活用した異物検知システムの技術課題に関する調査を実施しました。本調査では、空港の滑走路等における異物検知システムの動向を調査すると共に、リニアセルシステムの技術が他の異物検知システムに対して優位性を示す事項や、異物検知に関するリニアセルシステム導入の費用対効果について検討を行いました。

概要

近年、航空機の発着回数の増加に伴って空港の滑走路等における異物(FOD:Foreign Object Debris)の落下が増え、これに伴う滑走路利用時間の低下が運航に与える影響が甚大となっていることを受け、現状の人の手・人の目に必ずしも頼らない、高精度かつ高効率な異物検知システムの導入が求められています。

総務省では、90GHz帯の電波(ミリ波)とファイバー無線(RoF:Radio-over-Fiber)技術を組み合わせて滑走路周辺にリニアセル(直線状の通信エリアを形成する無線通信システム)を構成し、レーダー波形から滑走路上の障害物を高精度で検出する異物検知システム(以下「リニアセルシステム」と記します)の研究開発を進めています。現時点ではその基礎技術がほぼ確立し、今後、実用化に向けて、複数の滑走路におけるリニアセルの稠密配置を可能とするための同期複数送受信技術の研究開発を計画している段階です。一方、リニアセルシステムの実用化に向けては、国内外の空港への導入時の有効性を示す技術基準の策定やシステム導入価格の優位性等を示していく必要があります。

こうした現状を踏まえ、本調査では、既存の異物検知システムの動向を調査すると共に、リニアセルシステムの技術が他の異物検知システムに対して優位性を示す事項や、異物検知に関するリニアセルシステム導入の費用対効果について検討を行いました。

報告書(抜粋)、参考資料

本検討の結果を取りまとめた報告書の抜粋・要約版を掲載します。

  1. (A)リニアセルシステムの技術が他の異物検知システムに対して優位な事項の検討(概要)(PDF/829KB)
  2. (B)異物検知に関するリニアセルシステム導入の費用対効果の検討(概要)(PDF/730KB)

本検討で対象としたリニアセルシステムは、周波数を効率的に利用する技術、周波数の共同利用を促進する技術または高い周波数への移行を促進する技術について研究開発を推進する「電波資源拡大のための研究開発」の中で研究開発が進められているものです。当該研究開発の内容や進展状況等については、以下をご参照ください。

電波資源拡大のための研究開発の実施(総務省)

90GHz帯リニアセルによる高精度イメージング技術の研究開発(PDF/789KB)
 (総務省「電波資源拡大のための研究開発」平成27年度終了課題の成果

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