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困窮と孤立をふせぐ制度戦略

転げ落ちない社会

転げ落ちない社会

今日の日本社会に広がる困窮や格差、孤立の問題にいかに取り組んでいくべきか。日本社会にとり喫緊の課題に新たな視点から提言する。

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著者 宮本 太郎 [編著]
(みずほ情報総研 藤森 克彦 [担当章:第9章])
発行 勁草書房
発行日 2017年10月25日
価格 2,500円(税別)
ISBN 978-4-326-65412-3

目次

まえがき

序章 困窮と孤立をふせぐのはいかなる制度か?

1 福祉国家は困窮をどうふせいできたか
2 日本型生活保障の解体と困窮問題
3 困窮と孤立に抗するために
4 むすびにかえて
参考文献

第1章 標準家族モデルの転換とジェンダー平等 ─父子世帯にみる子育てと労働をめぐって―

1 はじめに
2 家族形態の変容とひとり親世帯の趨勢
3 父子世帯の現代的動向
4 シングルファーザーの労働と子育てが照射する世界 ─インタビューからの考察
5 家族の制度化とジェンダー構造
6 おわりに ─「男と親の間」をいかに越境するか
参考文献

第2章 新しい居住のかたちと政策展開

1 問題の背景
2 すすむ居住の貧困化
3 「第三領域」の設定
4 「第三領域」の可能性 ─実践から見えてきたもの
5 第三領域を実現するために ─提言
6 おわりに
参考文献

第3章 住宅とコミュニティの関係を編み直す

1 住宅政策における選別主義
2 公営住宅団地に暮らす
3 支え合いの持続可能性
4 日本型ハウジング・レジームの特質
5 日本型ハウジング・レジームの源流
6 おわりに ─住宅政策における普遍主義
参考文献

第4章 相談支援を利用して「働く」「働き続ける」 ─中間的なワーク・スタイルの可能性と課題─

1 はじめに
2 「働く」「働き続ける」を支える仕組みの不全感
3 就労の相談・支援を利用する
4 「働く」「働き続ける」を阻む困難は何か
5 就労支援の地域政策
6 おわりに
参考文献

第5章 支え合いへの財政戦略 ─ニーズを満たし、財源制約を克服する─

1 崩れる社会、行き詰まる財政
2 財政赤字と租税抵抗
3 財政をつうじた「支え合い」の社会的基礎
4 「支え合い」と「負担の分ち合い」を無効化してきた日本
5 支え合い、負担を分ち合うために
6 おわりに
参考文献

第6章 子どもの貧困と子育て支援

1 「子どもの貧困」の実態
2 「子どもの貧困」がもたらす問題
3 どういう政策が必要か
4 国内経済や出生率へのメリット
5 おわりに ─もっと政策研究を
参考文献

第7章 若者の未来を支える教育と雇用 ─奨学金問題を通じて─

1 はじめに
2 公的奨学金制度の現状と問題
3 奨学金問題の背景
4 高等学校、大学(学部)の概況と進学、大学中退の状況
5 教育がもたらす効果(便益)
6 わが国の公財政支出の低さと、それを支える意識
7 若者の未来を支える基盤である教育の機会均等と安定雇用をめざして
8 おわりに
参考文献・資料

第8章 脱貧困の年金保障 ─基礎年金改革と最低保障─

1 はじめに
2 年金の財政方式と貧困
3 年金制度改革の類型 ─縮減改革類型と給付改善改革類型
4 貧困対策と基礎年金の改革
5 脱貧困に向けた年金改革のオプション
6 おわりに
参考文献

第9章 高齢期に貧困に陥らないための新戦略

1 はじめに
2 高齢者の貧困の実態 ─高齢単身世帯を中心に
3 今後も増加していく「標準世帯」に属さない人々 ─中年未婚者の増加
4 非正規労働者の課題と対策
5 働き続けられる社会の構築
6 貧困高齢者にはセーフティネットをしっかり張る ─生活保護制度の改善
7 おわりに
参考文献

終章 鼎談:「転げ落ちない社会」に向けて

1 日本の社会保障・社会福祉の流れ
2 改革は下からの積み上げで
3 「3つの場」と「3つのステージ」
4 「第三領域」をつくる
5 デコボコをならす経済の役割
6 自立とは何か
7 公的サービスのあり方
8 構想実現への道筋

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