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理事長 中尾武彦の視点

中尾理事長が内外の経済・金融情勢、政策評価などの幅広いテーマを独自の視点で論じます。

理事長

新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中にさまざまな困難と不確実性をもたらしております。多くの人々は、高度に文明が発達した現代において、このようなパンデミックに襲われることを予想していなかったのではないでしょうか。このパンデミックは、それぞれの国、社会、そして人類が共同して乗り越えなければならないチャレンジです。同時に、この苦境を乗り越えたときには、これまでとは異なる生活の方法や働き方、技術の応用が新しいチャンスをもたらす可能性もあります。

世界で起きている変化は、もちろん新型コロナウイルスの影響ばかりではありません。インターネット、人工知能(AI)、ビッグデータなどの高度技術が世界を変えつつあります。これらの技術を企業はどうやってビジネスにつなげていくか、政府は公的サービスの提供にどう生かしていくかが論点です。気候変動、人口の減少と高齢化、所得格差、グローバリゼーションの行方、巨大なプラットフォーム企業の出現、中国の存在感の拡大への対応なども、重要なテーマです。

このように、社会が大きく変わろうとしているとき、2021年4月1日にみずほリサーチ&テクノロジーズは発足しました。これまでみずほ情報総研、みずほ総合研究所、みずほトラストシステムズが培ってきた「リサーチ」(マクロ経済や金融資本市場の分析、主要国や新興国の動向、政策提言)、「コンサルティング」(経営・事業戦略、人事、ESG・サステナビリティ、デジタル・次世代戦略)、「ITデジタル」(先端の技術知見、IT構想力・実装力)などのそれぞれの強みを生かして、変化を読み、先取りするためのさまざまなサービスを提供してまいります。

私自身も、この新しい会社の持っている総合的な知見と構想力、それに前職のアジア開発銀行、財務省における経験も踏まえて、私なりに世界の大きな流れを俯瞰し、独自の視点を提供していくことができればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

中尾武彦

経歴

1956年3月生まれ。78年東京大学経済学部卒業。82年カリフォルニア大学バークレー校経営大学院MBA取得。

78年大蔵省入省。94年国際通貨基金(IMF)政策企画審査局審議役に出向、97年に大蔵省に復帰後、銀行局金融会社室長、財務省国際局国際機構課長、主計局主計官(外務・経済産業・経済協力担当)、国際局開発政策課長、在米国大使館公使、国際局次長、同局長を経て、2011年8月財務官。13年3月退官。

13年4月から20年1月までアジア開発銀行(ADB)総裁。

20年4月からみずほ総合研究所理事長。

政策研究大学院大学客員教授(アジア開発史)、東京大学公共政策大学院客員教授(国際経済政策)を兼職。

講演録・講演資料等

主な著書・論文等

編著書

  • 『アジア経済はどう変わったか アジア開発銀行総裁日記』(中央公論新社、2020年)
  • 『Asia’s Journey to Prosperity; Policy, Market, and Technology over 50 Years』(アジア開発銀行編、2020年)
  • 『アメリカの経済政策』(中公新書、2008年)
  • 『グローバル化と財政』(石弘光編・有斐閣、1990年)
  • 『国際租税制度概観』(日本租税研究協会、1989年)

論文等

寄稿・取材記事等

寄稿等

2020年10月1日
アジアから見たアフリカ
一般社団法人アフリカ協会機関誌『アフリカ』(2020年秋号)
2020年9月28日
[時論]あるべき官僚像とは
週刊金融財政事情(2020年9月28日号)

取材記事等

2020年11月2日
著者登場:中尾武彦氏「アジア経済はどう変わったか アジア開発銀行総裁日記」
日刊工業新聞 NewsWave21
2020年9月30日
アジア経済はいずれ回復する 中尾ADB前総裁に聞く
NNA ASIA アジア経済ニュース
2020年9月10日
インタビュー:アジア開発銀行から見た地域の繁栄、そして中国の台頭
中央公論(2020年10月号)
2020年8月20日
インタビュー:グローバル化は逆戻りせず
金融財政ビジネス(第10922号)
2020年7月16日
G20・インタビュー:市場の機能不全、回避を
時事通信ニュース

お問い合わせ

担当:調査本部
電話:03-3591-1400

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