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世界のLNGビッグビジネス

本連載は、弊社が石油公団から受託した「LNG市場における取引形態の変化の現状」の調査結果をもとに最新の情報を追加し構成するものです。 本稿は、『ガスエネルギー新聞』に連載されたものを同社の了承を受けて転載しております。

連載一覧

第21回:韓国ガス公社(KOGAS)

韓国ガス公社(以下ガス公社)は、1983年に設立された国営企業で、LNGを輸入し、所有するパイプラインを通じて都市ガス会社や電力会社への販売を行っている。韓国では、LNGの輸入と卸売は現時点でガス公社が独占しており、86年にインドネシアから輸入を開始して以来、韓国で消費されるLNGはガス公社が全て輸入してきた。

第20回: センプラエナジー

センプラエナジーは、ロサンゼルスなどを供給エリアとする都市ガス会社サザン・カリフォルニア・ガスとサンディエゴ周辺を供給エリアとする電力・ガス会社のサンディエゴ・ガス・アンド・エレクトリックの2社を傘下に持つユーティリティを中心とする企業である。

第19回: ユニオンフェノサ

ユニオンフェノサは1982年にユニオンエレクトリカとフェノサ社の合併により設立されたスペインの電力会社で、発電規模ではエンデサ、イベルドローラに次ぐ国内3位の規模である。04年末の発電規模は978万kWで、うちスペイン国内が706万kWを占めている。

第18回: スエズ

スエズ運河の建設で有名なスエズは、現在は電力、ガス、水道、廃棄物処理事業を中心とするコングロマリットである。 会社の組織は、欧州の電気・ガス事業を行うスエズエナジーヨーロッパ(SEE)、欧州以外の電気・ガス事業やLNG事業を行うスエズエナジーインターナショナル(SEI、旧トラクテベル)、エンジニアリング等を行うスエズエナジーサービス(SES)、水道・廃棄物処理事業を行うスエズエンバイロメントの4部門から成る

第17回:ガス・ド・フランス

ガス・ド・フランス(以下GdF)は、欧州を代表するガス会社であるとともに、欧州最大規模のLNG輸入業者である。2004年のガスの販売実績は660億m3で、これは東京ガスの約6倍に相当する規模である。

第16回:中国海洋石油

中国海洋石油総公司(CNOOC、以下シーノック)は、1982年に中国沖合の石油・天然ガス開発を行う目的で設立された国営石油会社で、設立当初は資金と技術力に優れる外資の協力を得て開発を行う企業であった。しかし、事業領域を下流事業にも拡大するとともに着実に生産量を拡大させ、2001年には子会社を通じてニューヨーク、香港の両市場への上場に成功し、中国で3番目の海外上場石油会社となった。

第15回:アルジェリア炭化水素公社

アルジェリア炭化水素公社(以下ソナトラック)はアルジェリアの国営石油会社であり、主な事業として石油・ガス田の開発を行っており、原油、コンデンセート、天然ガス(パイプライン)、LPG、LNGを生産・販売している。石油精製は、子会社を通じて行っているが、国内の都市ガス事業については電気事業も行っている国営のソネルガスが担当している。

第14回:ペトロナス

ペトロナスは、1974年にマレーシア政府によって設立された国営石油会社であり、同社が国内の石油天然ガス資源の所有権をすべて保有し、管理を行っている。 しかし、その事業領域は、石油・天然ガスの開発・生産から、石油精製、石油製品販売、ガス供給、LNG生産など多岐にわたる。また、海外事業にも積極的で、現在では世界35カ国で事業を展開しており、他の国営石油会社のお手本とも言える存在となっている。

第13回:カタール石油公社

カタール石油公社(以下QP)は、カタールが英国から独立後の1974年に国営企業として設立された。設立当初は石油の生産と輸出が中心業務であったが、世界第3位、世界シェア15%弱という莫大な確認埋蔵量を誇る天然ガスの生産とLNGを中心とする関連事業を次々に立ち上げ、天然ガスを中心とする事業転換を図っている。

第12回:マラソンオイル

マラソンオイル(以下マラソン)は、1887年にオハイオオイルという名前で創業された米国の石油会社で、創業2年後にはロックフェラーによって買収され、その傘下に入った。一時はロックフェラー系の製鉄会社USスチールの完全子会社になっていたが、2002年には分離され、現在は単独の上場企業として、石油・天然ガスの開発、石油精製、石油製品の販売等を行っている。

第11回:ENI

ENIは、イタリアの国営石油会社として1953年に設立された会社で、欧州を代表するエネルギー企業である。かつては、炭化水素公社と呼ばれていたが、現在は政府保有株式の大部分が売却され、ミラノとニューヨークの証券市場に上場している。

第10回:BGグループ

BGグループは、英国のブリティッシュガスから分割された会社で、ガス田の開発や生産、LNG事業、パイプライン事業、発電事業などを行っているが、海外業務を中心としており、英国内の都市ガス事業については、同じくブリティッシュガスから分割されたセントリカが“ブリティッシュガス”ブランドを使用して営業を行っている。

第9回: スタットオイル

ノルウェーのスタットオイルは1972年に設立された国営石油会社で、2001年には部分民営化によってオスロとニューヨークの証券取引所に上場したものの、 現在も政府が株式の81.7%を保有している政府傘下の企業である。

第8回: レプソルYPF

レプソルYPF(以下レプソル)は、スペインの国営石油会社を母体として1986年に発足した会社であり、発足時の事業の中心は石油精製や石油製品の販売であった。その後、上流事業を含めて各地で買収を繰り広げ、1999年には南米最大の上流資産を保有するアルゼンチン国営のYPFを買収したことによって、スペイン、アルゼンチンの2地域を拠点とする世界規模の石油会社となった。

第7回:コノコフィリップス

コノコフィリップス(以下コノコ)は、2002年8月、米国大手のコノコとフィリップスが対等合併して設立された。米国の石油企業としてはエクソンモービル、シェブロンテキサコに次ぐ業界3位の規模となっている。

第6回:トタール

フランスを拠点とするトタールは、1999年にペトロフィナを、2000年にはエルフを買収し、トタール・フィナ・エルフとなり、2003年には再び社名をトタールに戻した。現在、石油天然ガスの生産規模では、世界4位の民間企業であるが、フランス企業ということもあって、アフリカでは1位、中東で2位と、アフリカ、中東に強い企業である。

第5回:シェブロンテキサコ

2001年10月にシェブロンとテキサコが合併し、天然ガスの生産量、埋蔵量では世界4位のシェブロンテキサコ(以下シェブロン)が誕生した。ただし、同社は他のメジャーに比較して石油の比率が高く、天然ガスの生産についても今後の生産量低下が予想される米国に集中していることから、米国以外の天然ガス事業の拡大が同社の経営上の課題となっている。

第4回:BP

1998年に大手石油会社アモコを買収し、BPは、米国、英国で最大のガス生産者となった。2003年の天然ガス生産量は8.6Bcf/dで、これは日本の消費量を上回る規模となっている。他社から購入して販売している天然ガスはさらに多く、生産量の3倍強のガスを米国、英国を中心に販売している。

第3回:ロイヤルダッチシェル

度重なる埋蔵量の下方修正で、揺れているロイヤルダッチシェルであるが、LNG事業については、世界最大規模を誇り、オーストラリア、ブルネイ、マレーシア、オマーン、 ナイジェリアと各地のLNG事業をリードしてきている。

第2回:エクソンモービル

エクソンモービル(以下エクソン)は、世界最大の民間石油会社であり、天然ガスの埋蔵量と生産量においても民間企業として世界一である。原油高を背景に、2003年の業績は、売上高、利益とも大幅に拡大し、純利益は2兆円を超え、他の業界を含めても世界一の規模を誇る。

第1回:拡大するLNGビジネス

世界的な天然ガス需要の拡大を背景に、LNGビジネスが急速に拡大している。特に、天然ガス価格が高騰している米国では、各地で受入基地の建設計画が相次いでおり、これまで受入基地のなかった西海岸やカナダ、メキシコ、バハマなど周辺国でも米国市場をねらった基地建設の計画が進んでいる。

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