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「国際ワークショップ “Scope3と組織のLCA”」開催のご案内

近年、製品の環境パフォーマンスを分析するために、資源採掘から廃棄までのライフサイクル全体の環境影響を捉えるライフサイクルアセスメント(LCA)方法を適用することは既に一般的になっています。LCAの方法は、製品やサービスの環境側面の評価のために開発されISO 14040と14044(2006)として国際標準規格になっていますが、環境側面を分析し改善に向かうLCAの使用は、製品への適用に限定されるものではありません。最近では組織(企業)レベルへの適用が始まっています。

LCAの組織への適用は、WBCSD(世界経済人会議)とWRI(世界資源研究所)が共同開催する「GHGプロトコル」が開発した「スコープ3」(あるいは「バリューチェーン」)基準とによってその考え方が知られるようになりました。続いて「組織のカーボンフットプリント」という考え方が、ISO技術報告書14069(2012)によって提唱されました。これらはいずれも、対象とする環境側面を温室効果ガスに限定する方法として開発されましたが、その他の多様な環境側面を評価する方法として欧州委員会によって「組織の環境フットプリント(OEF)」が提唱されました。欧州委員会は本年(2013年)4月には「組織の環境フットプリント(OEF)ガイド」を発行し、11月からは業種別の算定ルールを作成するための試行プロジェクトを開始することを予定しています。またこれに呼応するように、ISO/TC207は「組織のLCA」の技術仕様書 TS 14072の発行に関する議論を2012年から始めており、2014年初頭には発行される見通しとなっています。さらにUNEP/SETACライフサイクルイニシアチブは、これらの活動を整理し、組織(企業)の環境側面の評価のあり方を探るために、2013年5月から新しいプロジェクト「組織のLCA」を立ち上げています。

この国際ワークショップでは、LCAの組織への適用に向けた様々な活動の内容を理解し、今後の方向を議論するために、上述したWRIからCynthia Cummis氏、欧州委員会の研究所であるJRC(ジョイントリサーチセンター)からRana Pant氏(予定)、また「スコープ3」基準の金融セクターガイダンスの開発に携わっているUNEP金融イニシアチブの安井有紀氏にその活動の内容をご紹介頂くと共に、ISOでの組織のLCAの活動をISO/TC207/SC5の議長であるMatthias Finkbeiner氏からご紹介頂きます。また、UNEP/SETACライフサイクルイニシアチブで「組織のLCA」のガイダンスの執筆を担当しているJulia Martinez-Blanco氏に、組織のLCAのあるべき姿についての議論を御紹介いただきます。

さらに、組織の環境活動の評価の実態を知るために、SCOPE3や組織のLCAを先進的に実施している企業の方々にその事例をご紹介頂き、最後にご参加頂いたフロアの皆様と一緒に、それぞれの活動の調和を探るパネル・デスカッションを行うことを予定しています。

組織(企業)活動の環境側面の評価にご関心がある多くのみなさまのご参加をお願いいたします。

  • *本ワークショプは、経済産業省「平成25年度グリーン貢献量認証制度等基盤整備事業(環境負荷可視化に係る国際動向への対応事業)」及び環境省「平成25年度サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量等算定方法調査委託業務」における委託事業の一環として、みずほ情報総研が開催・運営を行っております。

ワークショップ開催要項

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日時 2013年11月21日 木曜日 13時00分~17時00分 (受付:12時30分~)
会場 全日通霞が関ビル 8 階会議室
(東京都千代田区霞が関3-3-3 全日通霞が関ビル)
定員 100名 [事前登録制]
*希望者多数の場合は先着順とさせていただきます
参加費 無料
参加申込
  • E-mailにて受付いたします。以下の必要事項を記載のうえ、お申込みください。
申込期限:11月14日木曜日 17時
件 名: 11月21日 国際ワークショップ参加希望
必要事項:
  1. (1)参加者氏名 (ふりがな)
  2. (2)ご所属 / 役職
  3. (3)電話番号
  4. (4)e-mailアドレス
  • *複数名お申込みの場合は、参加者ごとに(1)~(4)の記載をお願いします。

  • 参加申込メール受領後、事務局より「受領メール」を返信いたします。2日以上経過しても返信がない場合は、再度ご連絡ください。
  • 開催1週間前に「参加番号票」メールを送信いたします。ワークショップ当日、「参加番号票」メールを印刷したものをお持ちください。

プログラム

  • *講演者の承諾のもと講演資料を掲載しております。

セッション1:組織(企業)活動の環境側面の評価の現状 (司会:工学院大学 稲葉敦教授)

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時間 内容 講演資料
13時00分~
13時10分

開会挨拶
カーボンから環境へ、製品から組織へ
工学院大学 稲葉敦教授

13時10分~
13時30分

企業のバリューチェーン評価に向けたGHGプロトコルの取組
WRI(世界資源研究所)  Cynthia Cummis氏

13時30分~
13時50分

スコープ3金融セクターガイダンスの開発
―ファイナンスのカーボンフットプリントを測る―

UNEP金融イニシアチブ 安井友紀氏

13時50分~
14時10分

組織の環境フットプリント
―欧州委員会が勧告する方法論―

JRC(ジョイントリサーチセンター) Rana Pant氏

14時10分~
14時30分

組織のLCAに関する新しいISO規格 その開発状況と概観
ISO TC207 SC5議長 Matthias Finkbeiner氏

14時30分~
14時50分

UNEP/SETACライフサイクルイニシアチブによるフラグシップ・プロジェクト
「組織のLCA」の概要

UNEP/SETACライフサイクルイニシアチブ Julia Martinez-Blanco氏

セッション2:組織へのLCA適用のケーススタディ

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時間 内容 講演資料
15時00分~
15時20分

企業の環境評価および報告に対するLCAの有用性 ―自動車業界の経験から
フォルクスワーゲン Jens Warsen氏

15時20分~
15時40分

組織のバリューチェーンを通じたGHG排出と水消費の評価
株式会社資生堂 執行役員(CSR・環境担当) 岩井恒彦氏
株式会社資生堂 CSR部 環境企画室 大橋憲司氏

15時40分~
16時00分

GHGプロトコルに則った温室効果ガス排出量の公開
本田技研工業株式会社 経営企画部 環境安全企画室 篠原道雄氏

セッション3:ディスカッション

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時間 内容
16時15分~
17時00分

パネル・ディスカッション
[パネリスト]
講演者のみなさま
ECO GLOBAL & ALCALA Ana Quiros氏
UNEP Sonia Valdivia氏
[モデレータ]
工学院大学 稲葉敦教授

17時00分

閉会挨拶

  • *プログラムはやむを得ない事情等により変更となる場合があります。予めご了承ください。

事前登録・お問い合わせ

環境エネルギー第2部
担当:潟上(かたがみ)、柴田、北林
電話:03-5281-5285

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